坂本京一コーチ送別会。

スクール生大会終了後、坂本京一コーチの送別会へ第1部は、京一コーチの特別レッスン京一コーチとペアになったり、対戦したり第2部は、送別会京一コーチのサイン色紙を含めた抽選会、記念撮影
京一コーチは、東京へお引越しをされることになりました
ここで坂本京一コーチ＆坂本真一コーチについて、書かせていただきます
ブログには書ききれない程あるのですが…短くまとめます

お二人は、1954年、広島県呉市生まれの55歳で、双子です。
真一コーチが兄、京一コーチが弟になります。

中学3年生の秋まで広島で軟式テニスを、
その年の冬からは福岡の柳城中学校、そして柳川高校テニス部に。

最初は、ボールも打たせてもらえず、ボール拾いとトレーニング。
真一コーチがコートに入れるようになっても、京一コーチは壁打ち。
それでも、京一コーチはひたすら壁にボールを打ち込んでいたそうです。
当時の柳川の想像を絶する過酷な練習を乗り越え、
高校2年生で、インターハイのダブルスを兄弟で優勝。
京一コーチは高校3年生のときに、シングルス、ダブルス、団体の３冠を達成。
そのシングルスの決勝の相手は、ダブルスのパートナーでもある真一コーチでした。
真一コーチは、ダブルスと団体の２冠。
京一コーチが、真一コーチより1歩先を行くようになっていました。

高校卒業後に日本大学へ。
1年生、2年生のとき、インカレのダブルス優勝
京一コーチは大学に入ってから、勝てなかった先輩に勝てるようになったりと
着実にステップを踏んでいっていました。
日本テニス界を引っ張っていく選手になっていく…

その頃には、京一コーチの左目に異変が…

高校での練習時にボールが目に当たったことにより、
網膜はく離で左目を失明…選手生命を絶たれてしまいました。
ものすごいショックだったそうです。

それからは、お二人は別々の道へ。

京一コーチの境遇に奮起した真一コーチはプロ選手への道を目指します。
真一コーチは、30歳で全日本選手権で優勝。
そのときの祝勝会での真一さんの言葉は、
『京一がいれば…京一が優勝していた。僕は京一の荷物持ちになっているはずだった』

その京一コーチは日大テニス部の後輩指導の道へ。
京一コーチが指導した選手は、右近憲三さん、橘清孝さん、水主勝さんを始めとする
偉大な選手たちばかり…

その後フタバヤラケットに就職した京一コーチ、坂本兄弟の夢は、

『いつかは2人で全日本のダブルスのタイトルを取る』・・・だったそうです。

東海大学のテニス部監督、山中湖テニスクラブでのお仕事を経て
福岡のブライトTCでの真一コーチと同じ職場になり、
28年ぶりの大会出場を決意した京一コーチは兄弟ペアとしてJOP大会へ

そして昨年、35年振りに全日本選手権のベテランの部で優勝。
こんなこと…奇跡ですよね。

私は、初めて京一コーチにお会いしたのは7年前の春。
学校のコートで練習しているときに、フェンスの向こう側から『お～い！真一～！』
正面にいるはずの真一さんが、向かい側にも…驚きました
はっきりと覚えています

6年間、ブライトTCで共に過ごさせていただきました。
京一コーチの近くで過ごせたことは、本当に幸運でした。
テニスを含め、たくさんのことを教えてもらい、勉強させていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。


来月、佐賀で開催される全日本ローン選手権のベテランの部に
坂本兄弟が出場します。
私は、そのとき有明で全日本選手権。

頑張ります